e-Sportsとは
オンラインゲームが盛んな韓国では、『e-Sports』(エレクトロニック・スポーツ)と呼ばれる言葉がある。
e-Sportsとは、コンピューターゲームを一種のスポーツと考えた呼び方で、e-Sports開催会場にはまるでスポーツ観戦をするかのようにゲームの試合を見ることができるようになっている。
ゲームのイベントが劇場型となっているのだ。
日本でもそういったイベントをたまに見かける。
アーケードゲームで人気の三国志大戦は、e-Sportsと同じように観客を会場に呼び、大きなスクリーンでゲームの対戦模様を映し出していた。
ゲーム対戦の間には様々な演出が用意されており、その光景はイベントと呼ぶにふさわしいものであった。
更にその模様をインターネット上でもリアルタイムで配信しており、アクセス数も高かったという。
ここにはそれほど女の子の黄色い声援はなかったが、韓国ではそういったものまであるようだ。
会場は満席で立ち見して応援している光景も珍しくはないらしい。
今のゲームには、人間の持つ能力をより多く引き出すことができる潜在性を秘めている。
そのため、強者・弱者の関係は築かれているようだ。
スポーツは体を動かす競技のことを言うと思うが、脳を最大限に回転させる必要のあるゲームもある意味スポーツと表現しても間違いではないのかもしれない。
体を動かすスポーツも元をたどれば、脳力が優れていなければ上には行けないようになっているという点を考えても、そのことを決定づけるひとつの要因とできるのではないだろうか。